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林佳竜外交部長、日米両政府に謝意 首脳会談で台湾海峡の安全の重要性に言及

2025/10/29 16:06
林佳竜外交部長=中央社資料写真
林佳竜外交部長=中央社資料写真

(台北中央社)林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)は、日本の高市早苗首相とトランプ米大統領が28日に東京で首脳会談を行った際、台湾海峡の平和と安定の重要性について改めて触れたことに対し、心からの感謝を表明した。外交部(外務省)が29日、発表した。

外交部は、会談では双方が中国の議題に関して意見交換を行い、力または威圧による一方的な現状変更の試みに反対したと言及。高市内閣が発足から1週間余りで、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議やASEANプラス日中韓3カ国の首脳会議「東アジアサミット」(EAS)といった重要な国際舞台で、台湾海峡の平和と安定への重視を呼びかけ、権威主義勢力の拡張に対抗し、台湾海峡の平和と安定を確保することは国際社会共通の認識と利益であることを示したと述べた。

林氏は、日米政府が具体的な行動で台湾海峡の安全を支持し続けていることに感謝を示した。

▽30日に米中首脳会談 総統府、前向きに受け止め

トランプ氏は30日、訪問先の韓国で中国の習近平国家主席と会談を行う予定。総統府の郭雅慧(かくがけい)報道官は29日、記者団の取材に対し、両氏が交流や対話を行うことを前向きに捉えているとの考えを示した。

郭氏は、米中間のやり取りを注視していると言及。地域の平和や安定の発展に寄与し、衝突の発生リスクを下げられるいかなる努力も肯定的に見ていると述べた。その上で、台湾は今後も米国と緊密な連携を維持し、地域全体の発展を注視しつつ、インド太平洋地域と台湾海峡の平和と安定の確保に共同で取り組んでいくと語った。

(楊堯茹、温貴香/編集:田中宏樹)

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