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頼総統、日本の対台湾窓口機関会長と会談 台日関係のさらなる発展願う

2025/09/17 12:45
日本台湾交流協会の隅修三会長(左)と「乾杯」する頼清徳総統=9月16日、台北市(総統府提供)
日本台湾交流協会の隅修三会長(左)と「乾杯」する頼清徳総統=9月16日、台北市(総統府提供)

(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は16日、今年6月に現職に就任した日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の隅修三会長と台北市の総統府で会談した。台日関係が一層発展し、各分野での交流、協力を深化させることで、インド太平洋地域の平和と繁栄にさらなる貢献ができるよう期待を寄せた。

隅氏の訪台は就任後初めて。

頼総統は、隅氏が思想家の老子の教えである「上善如水」(万物に利益をもたらしながらも他と争わない水の性質を最高の善に例えた言葉)を座右の銘とし、このような精神で交流協会を率いる姿勢を評価。世界各国の指導者も「上善如水」の精神で周辺国との関係に臨むことができれば、世界平和は自然と築かれることだろうと述べた。

また、隅氏が日本の経済界で長年にわたり活躍し、要職を歴任してきたことに触れ、経済安全保障やテクノロジー革新、文化、観光、青年交流などさまざまな分野での協力に期待する他、経済連携協定(EPA)の早期締結に向けても連携できるよう願った。

隅氏は、日本と台湾は共に協調と調和の精神を重視しているとし、この信念が世界のその他の地域に広まることへの期待を示した。

また、台日は多くの類似した困難と課題に直面していると言及。緊密で複雑化した国際貿易や少子高齢化、自然災害、エネルギー供給などを例に挙げ、今後、各挑戦に関して協力を強化し、互いに意見を出し合って共に解決策を模索していければと語った。

隅氏ら一行は同日、蕭美琴(しょうびきん)副総統とも面会した。

(温貴香/編集:名切千絵)

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