(台北中央社)米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン(黄仁勲)最高経営責任者(CEO)が、今月末に台湾を訪問する予定だ。同社の台湾従業員による旧正月前の忘年会に参加する他、台北市内に建設を計画している台湾本社について、台北市政府との最終調整を行う。
これまでの情報や台北市政府の説明によると、フアン氏は29日に台湾に到着し、30日に忘年会に参加する。31日には台湾積体電路製造(TSMC)や鴻海(ホンハイ)、華碩(ASUS、エイスース)など、台湾の人工知能(AI)サプライチェーン(供給網)を担う企業の幹部らとの会食も予定している。
また同市政府は、エヌビディア台湾本社の建設が予定されている北投士林科技園区(テクノロジーパーク)T17、T18区画の契約セレモニーに、フアン氏の出席を求めている。フアン氏は今月上旬に米ラスベガスで取材に応じた際、招待があれば出席する意向を示した。
これまで台湾ではシンガポール法人や香港法人などの支社を登記していた同社。台湾を最重要のAI研究開発・計算拠点に転換する動きを進めており、昨年末には台湾で資本金10億台湾元(約50億円)の子会社の設置が認可された。これにより資産の保有や大規模な調達、契約締結が可能となった。
また従業員の増加に伴い、台北市内湖区に構えていたオフィスが昨年末、南港区に移転した。台湾における主要な運営・研究開発拠点となっている。