台湾島最南端の恒春半島に位置する墾丁国家公園で、再導入され保護されていたニホンジカの台湾固有の亜種、タイワンジカの増えすぎが問題となっている。 同公園管理処は22日、ハンターの養成講座を初めて開く。受講者を合法なハンターとして登録し、野生の個体数を管理していく方針だ。
同処によれば、2024年度の調査で、同公園や周辺地域のタイワンジカは3600匹超いることが分かり、現地の環境が許容できる個体数を上回っていると評価された。
同処の曽添丁副処長は、タイワンジカが生態系において重要な樹木を食べてしまったり、一部地域では農作物の食害を引き起こしたりもしていると説明。野犬に追われて道路へ飛び出し、交通事故を起こしてしまうケースもあると話した。
同処は、タイワンジカが生息する地域の役所からハンターの候補者を推薦してもらい、講座の受講者を合法なハンターとして登録。野生のタイワンジカを保護区に移して育てることで個体数の管理を行っていくという。
狩猟はくくり罠で行い、死傷を最低限に抑えることを原則とする。養成講座では、実習を交えながら狩りの手法や捕獲後の搬送方法などを伝える。曽氏は、まず試験的に実施し、効果が得られれば実施範囲を広げていく見通しを示した。

