(台北中央社)立法院院会(国会本会議)は12日、行政院(内閣)が申し立てた今年度の中央政府予算案の再議(審議のやり直し)案について、野党の反対多数で否決した。
定数113(現在は欠員1)で反対61、賛成51だった。同じく行政院から請求された財政収支配分法(財政収支画分法)改正案の再議案についても野党の反対多数で否決した。
中央政府予算案を巡っては、多数派の野党が大幅な削減・凍結を提案し、1月に行政院院会(閣議)の提案から約2075億台湾元(約9350億円)削減した予算案が立法院で可決された。削減額としては過去最大。行政院は、立法院で可決された予算案は政権運営を困難にするなどと指摘し、実施が難しいとして立法院に再議を請求していた。
立法院は野党・国民党が52議席で最多議席を握り、第3党の民衆党(8議席、現在は欠員1)と無所属(2議席)と手を組み、数の力を得ている。与党・民進党は51議席。