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コーヒーの国際大会、「台湾」を「チャイニーズタイペイ」に変更 総領事が批判

今年4月、米国で開催されたラテアートの世界大会に「台湾」の選手として出場し、優勝した林紹興さんの作品=中央社資料写真
今年4月、米国で開催されたラテアートの世界大会に「台湾」の選手として出場し、優勝した林紹興さんの作品=中央社資料写真

(ロサンゼルス、台北中央社)米国の非営利団体が主催するコーヒーの世界大会「ワールド・コーヒー・チャンピオンシップ」(WCC)で、台湾の呼称が「チャイニーズタイペイ」に変更され、台湾のコーヒー業界から不満の声が上がっている。駐ロサンゼルス台北経済文化弁事処の馬博元(ばはくげん)処長(総領事に相当)は4日、「権威主義の資本が米国の民間団体をいじめる」悪例だと批判し、弁事処として「厳正な懸念」を表明した。

主催団体のスペシャルティーコーヒー協会(SCA、本部カリフォルニア)は先月下旬、台湾コーヒー協会に対し、今後、WCCの競技では「チャイニーズタイペイ」の呼称を使わなければならないと通知。これを受けて、台湾のコーヒー業界では反発の声が上がった。SCAは現地時間今月1日、WCC公式サイトに声明を掲載し、呼称の変更について、国際オリンピック委員会(IOC)や国際サッカー連盟(FIFA)などの国際スポーツ組織の慣例に合致させるためだと説明した。

SCAは中央社にメールで声明を送付した際にも、この変更が「運営上の調整」であることを強調した。政治的圧力の有無を問う質問に対しては、回答がなかった。

呼称変更を巡り、カリフォルニア州下院議員のタ・トリ氏(共和党)は4日、中央社に対し、主催団体が中国共産党から干渉を受け、誤った決定を下したとして批判。国際的な場における台湾の主権と尊厳を損なったと訴えた。

馬氏は、タ氏の発言に感謝の意を表した上で、カリフォルニア州に本部を置く非営利団体が外国スポンサーの政治アジェンダに屈することを余儀なくされたと指摘。台湾だけでなく、米国社会が最も大切にする開放性と信頼も傷つけられたと述べた。

馬氏はまた、「台湾の選手の才能は政治的フィルターによって審査される必要はない」とし、今後も米国の各界の友人と協力し、台湾の職人が最も実際的で尊厳のある形で世界に飛び出すことを支援すると語った。

(林宏翰、汪淑芬/編集:名切千絵)

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