(台南中央社)南部・台南市と埼玉県本庄市は13日、友好交流協定を結んだ。黄偉哲(こういてつ)台南市長は、交流を次の代まで続け、台南を本庄にある学校の修学旅行先にさせたいと期待を寄せた。
両市は、2011年に本庄市の洋ラン栽培・販売会社が台南市に進出して大規模栽培を手掛けたことをきっかけに交流が生まれた。台南市政府によると、本庄市が海外の自治体と友好交流協定を結ぶのは初めて。埼玉県日台親善協会によれば、埼玉県の自治体で台湾の地方政府と友好協定を交わすのも初めてだという。
協定の調印式には台南市のご当地キャラクター「魚頭君」と本庄市の「はにぽん」も出席した。黄市長は、協定の締結を記念し、市内のアジア太平洋国際野球訓練センター(亜太国際棒球訓練中心)近くの新設道路の名称を「本庄街」にすると明らかにした。
吉田信解市長は、はにぽんが台南市にある日本統治時代の建物を改装した商業施設「林百貨」のパレードに5年連続で参加していることに触れ、今後より多くの分野での協力を推進したいと語った。