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台湾の研究機関、自主開発の量子コンピューターお披露目 蔡総統「重要な節目」

2024/01/30 19:08
台湾が自主開発した5量子ビット搭載超伝導量子コンピューターの模型(中央研究院提供)
台湾が自主開発した5量子ビット搭載超伝導量子コンピューターの模型(中央研究院提供)

(台北中央社)政府系研究機関の中央研究院は29日、台湾初となる自主開発・自主製造の、5量子ビットを搭載した超伝導量子コンピューターをお披露目した。報告会を視察した蔡英文(さいえいぶん)総統は、台湾の量子科学技術発展における重要なマイルストーンになったと評価した。

蔡氏はあいさつで、量子科学技術は人々の生活に密接に関係していると指摘。量子暗号通信で情報通信のセキュリティーを強化することは国家の安全保障にも関わると言及し、量子科学技術の高い処理能力は、人工知能(AI)や金融、生物医学などの分野に大きな影響をもたらすと述べた。

その上で、同院は将来、南部院区(南部・台南市)を国家レベルの量子科学技術の研究拠点にする予定だと説明。同院がけん引役としての役割を果たし続けることに期待を示した。

(張雄風/編集:田中宏樹)

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