(台北中央社)米誌フォーブスが5日発表した「世界で最も影響力がある女性100人」で、蔡英文(さいえいぶん)総統が30位に選ばれた。台湾出身者としては、米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)のリサ・スー(蘇姿丰)最高経営責任者(CEO)も49位に入った。
同誌は蔡氏を「台湾初の女性指導者」だと紹介。バイオテクノロジーやグリーンエネルギーによって経済を刺激し、台湾を世界において欠かせない一員にしたことや、新型コロナウイルス流行下でのリーダーシップが世界の手本だと見なされたことなどにも言及した。
スー氏は1969年に南部・台南で生まれ、3歳の時に米国に移住した。米マサチューセッツ工科大学で学士、修士、博士号を取得。2014年からAMDでCEOを務めている。
1位は2年連続で欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長。欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁が2位、カマラ・ハリス米副大統領が3位に選ばれた。
同ランキングの発表は今年で20回目。
(編集:名切千絵)