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与党・民進党秘書長「頼副総統は立場が最も明確な総統候補」/台湾

2023/09/16 13:25:37
松田康博教授(左から5人目)らと面会する民進党の許立明秘書長(同6人目)=民進党本部提供
松田康博教授(左から5人目)らと面会する民進党の許立明秘書長(同6人目)=民進党本部提供

(台北中央社)与党・民進党の許立明(きょりつめい)秘書長は15日、東京大学「両岸関係研究グループ」の松田康博教授らと面会し、来年1月に行われる総統選の同党候補で党主席(党首)の頼清徳(らいせいとく)副総統について、両岸(台湾と中国)や外交に関する立場を現時点で最も明確に説明できる候補者だと語った。

民進党によれば、双方は総統選や両岸問題、地域情勢などについて意見交換し、許氏は同党の両岸政策と外交上の立場を説明したという。

許氏は頼氏について、蔡英文(さいえいぶん)総統の路線を引き継ぎ、台湾海峡の平和を目指す上で掲げる「防衛力の増強」「経済安全保障の強化」「民主主義陣営との連携深化」「両岸におけるリーダーシップの発揮」の4本柱を外交政策の青写真とし、台湾の主権の安定と強化を図ると強調した。

また頼氏は最近になり、複数回にわたり有権者に対して国政ビジョンや対外政策の明確な主張と予測可能性を伝えていると説明。これらは総統選の行方を左右する非常に重要な要素だとし、立場が不安定で態度をはっきりさせない他の候補者とは異なるとした。

松田氏らは11日から15日まで滞在。14日には最大野党・国民党の朱立倫(しゅりつりん)党主席と面会した。同党によると、選挙や日台関係、国家安全保障、エネルギー問題などについて意見を交わしたという。

(王承中、温貴香/編集:齊藤啓介)

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