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WHO総会、新たに10カ国が台湾の参加支持訴え エストニアは初

2023/05/24 13:56:39
エストニアの保健労働相(instagram.com/riinasikkutから)
エストニアの保健労働相(instagram.com/riinasikkutから)

(ジュネーブ中央社)スイス・ジュネーブで開かれている世界保健機関(WHO)総会。23日の会合ではパラグアイやハイチなど中華民国(台湾)と外交関係のある6カ国を含む10カ国が台湾の参加支持を訴えた。

この日、台湾の参加支持を表明したのは、エストニアやルクセンブルク、リトアニア、パラグアイ、セントビンセント・グレナディーン、ハイチ、セントルシア、ナウル、マーシャル諸島、ドイツ。エストニアが台湾に言及するのは初めて。

エストニアの保健労働相は、包容性や台湾を含む全てのパートナーの意義のある参加を促進すべきだと語った。リトアニアの保健相も、WHOは5日に新型コロナウイルスに対する緊急事態の宣言を終了したものの、公衆衛生の挑戦に対する奮闘は続いているとした上で、台湾をオブザーバーとして総会に参加させることは極めて重要だと述べた。

ハイチの代表は、新型コロナ流行時の台湾の迅速な対応に触れ、世界の健康安全保障に対する貢献が明らかなのは疑いようがないと強調した。

マーシャル諸島の保健福祉相は、発言時間の約半分を使って台湾の総会参加支持を表明。台湾を総会から排除されることは、世界の健康ネットワークに害しかもたらさないと語った。またテドロス事務局長に対して、政治問題化や軽視をやめて目標達成に集中すべきだと呼び掛けた。

一方、2021年に台湾と断交したニカラグアやかつて台湾と2度断交したチャドは「一つの中国」原則を強調した。

(田習如、曽婷瑄/編集:齊藤啓介)

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