振興券、1人5000元分発行へ 早ければ10月初めにも/台湾

2021/08/16 19:08
コロナで打撃を受ける飲食業者=資料写真
コロナで打撃を受ける飲食業者=資料写真

(台北中央社)蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)は16日、新型コロナウイルス感染制御の前提の下、振興券をなるべく早く発行する姿勢を示した。当初は個人が1000台湾元(約3900円)負担することで5000 元(約2万円)分消費できる「五倍券」を発行する構想だったが、1000元を政府が全額負担する方針が固まったと明らかにした。

台湾では昨年、個人消費を刺激するため、1人当たり1000元を支払うことで3000元(約1万1800円)分の買い物ができる「三倍券」が発行された。

行政院(内閣)は16日、与党・民進党の立法委員(国会議員)を集め、振興券発行について意見を交わした。会議の後、羅秉成(らへいせい)報道官が蘇氏に代わりコメントを発表した。

羅氏によると、蘇氏は感染状況が安定してきたことに触れた上で、制限の緩和を見据え経済振興策の策定を進めていると説明。振興券の発行は、コロナ禍で経済的に打撃を受けた飲食業や宿泊施設、屋台、小売店などの業者を支援するためのものだとした。

個人が支払う予定だった1000元を政府負担とした理由については、今年の経済成長率が過去11年で最高を更新する見通しだとし、経済成長の成果を全国民に享受してもらうためなどと話した。

発行時期について、同党立法院党団(議員団)の柯建銘(かけんめい)総召(院内総務)は、ワクチンの接種率を考慮する必要があると言及し、10月初めに発行できる可能性があるとの見方を示した。

(陳俊華/編集:楊千慧)

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