南部・嘉義県家畜疾病防治所はこのほど、「開光鶏」と呼ばれる厄払い用のニワトリを県内の養鶏場前に遺棄したとして、中部・雲林県在住の男に対し、動物保護法に基づき4万5000台湾元(約23万円)の過料を科した。4日、報道資料で発表した。
開光鶏は道教や民間信仰の儀式で、厄払いや邪気払いなどに用いられる白い雄鶏を指す。不運や汚れを背負った存在とみなされ、儀式後に放鳥されることがあるが、多くは人に飼育されているため、野外での生存能力が低く、遺棄されると、飢えや事故、病気などの危険にさらされる。防疫上の問題を引き起こす恐れもある。
同防治所によれば、男は4月、ニワトリの両足を縛った状態で、嘉義県太保市の養鶏場前に遺棄した。通報を受けた同所は養鶏場への感染症侵入を防ごうと、周辺の緊急消毒を実施。その後、防犯カメラ映像から男を特定した。ニワトリの引き取りと事情説明を求めたが、期限内に応じなかったという。
同所は、ニワトリから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された場合、さらに動物伝染病防治条例に基づき、男に最大100万元(約508万円)の過料を科す可能性があると説明した。