出張で中部・台中市を訪れた日本人の男性が今月、スマートフォンをタクシーの車内に忘れたものの、警察官の協力で無事に手元に戻る出来事があった。台中市政府警察局第二分局が9日、知らせた。
同分局によれば7日夜、市内のホテルから育才派出所に通報が入った。男性がホテルに着いたところ、タクシーにスマホを忘れ、車両のナンバーも覚えていないことから慌てた様子だったとのことだった。
警察は周辺道路の監視カメラを確認し、時間やルートを元に男性が乗ったタクシーを特定。警察から連絡を受けた運転手が、派出所までスマホを届けた。
男性は派出所でスマホを受けると感激した様子で、何度も「台湾の警察は素晴らしい」と話し、中国語と日本語で感謝を伝えたという。