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台風26号が発生 台湾に影響の可能性大 台北など、来週に大雨の恐れ

2025/11/06 17:31
台風26号(右側)の進路予想図(中央気象署HPから)
台風26号(右側)の進路予想図(中央気象署HPから)

(台北中央社)中央気象署(気象庁)は6日、グアム島周辺にあった熱帯低気圧が同日午前2時に軽度台風(台湾基準)台風26号になったと発表した。今後、台湾周辺の海域に接近し、台湾に影響を及ぼす可能性が高い。

気象署によれば台風26号は6日午後2時現在、台湾最南端・ガランピ(鵝鑾鼻)の東南東約2400キロの海上を、時速19キロで向きを北西から西に変えながら進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は30メートル。

気象署はフェイスブックで、台風は10日ごろに台湾とフィリピンの間のバシー海峡から台湾周辺の海域に近づき、台風の外側の気流と北東の季節風の影響で雨が降ると言及。台風の位置や強さなどによるため現時点では不確実なものの、台風に関する警報を発表する可能性も排除しないとした。

進路については、9日まではフィリピンのルソン島に向かって西北西に進むものの、10日以降は気象環境が複雑になるため、向きを少しずつ北に移動すると説明。一方、向きが変わる位置やその後の進路は見通せず、場合によっては台湾に上陸する恐れもあるとしつつ、向きが北に変わってからは勢力は弱まるとの見通しを示した。

気象署によると9日夜から10日にかけて北東の季節風が強くなり、北部や北東部では気温が下がる他、風を受ける北部や東台湾では降水確率が高くなる。特に台北、新北、基隆、宜蘭の4県市では顕著に雨が降る。11、12日は台風やその外側の気流の影響で、台北都市圏や東台湾、南部で雨が降る可能性が高く、所により大雨が降る。

(張雄風/編集:田中宏樹)

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