(台北中央社)米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン(黄仁勲)最高経営責任者(CEO)が7日午後、専用機で南部・台南市に到着した。南部科学園区(南科)の台湾積体電路製造(TSMC)ファブ18を訪問し、回路線幅3ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体の生産ラインを視察する。台南には5時間滞在し、その後台北に移動する。
フアン氏の専用機は午後2時17分に着陸。フアン氏は空港ロビーで約6分間、報道陣の取材に応じた。
訪台の理由について「ビジネスが非常に好調だからだ」と説明。TSMCの仲間たちを鼓舞するために訪台したと話し、「TSMCはわれわれのために素晴らしい仕事をしてくれた。感謝しに来た」と述べた。
また、8日に北部・新竹県内で開かれるTSMCのスポーツイベント「TSMCスポーツデー」(台積電運動会)に出席すると明らかにした。
台湾には1日半滞在する予定で、その後米国に戻るという。