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台湾「バドミントン女王」 戴資穎が引退発表 東京五輪銀メダリスト

2025/11/08 17:31
昨年のパリ五輪で予選敗退が決まり涙を浮かべるバドミントン女子の戴資穎
昨年のパリ五輪で予選敗退が決まり涙を浮かべるバドミントン女子の戴資穎

(台北中央社)2021年の東京五輪バドミントン女子シングルスで、台湾人選手として初めて銀メダルに輝いた戴資穎選手が7日、交流サイト(SNS)を通じて引退を発表した。

近年両膝の故障に悩まされ、昨年から回復に専念していた戴は、復帰の機会をうかがっていたものの、「みんなに弱い自分を見せたくなかった」、「完璧な引退セレモニーを用意することもできなかった」として、SNSで引退発表することを決めたと説明した。

ファンに対しては「私の精神がみんなに寄り添って前に進んでくれることを望みます」とした。今後の予定は決まっていないとしたが、「目覚まし時計に起こされなくてもいい生活の始まりだ」とつづった。

投稿には頼清徳(らいせいとく)総統がメッセージを寄せ、「お疲れさまでした」と労をねぎらった上で、世界に台湾の力を示してくれたと感謝を伝えた。また努力と笑顔は台湾人の誇りになったとして、新たな人生の幕開けを祝った。

戴は相手に動きを読ませない独特のフェイント技術で頭角を現し、14年にはBWF(世界バドミントン連盟)スーパーシリーズファイナルズの女子シングルスで台湾選手として初優勝。16年には台湾人女性として初めてBWF世界ランキングで1位に登り詰め、通算214週にわたってバドミントン女王の座を守った。17年には全英オープンやアジア選手権大会などで優勝。27連勝の快挙を成し遂げた。

(陳容琛/編集:齊藤啓介)

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