(桃園中央社)野球の「2025桃園アジアプロ野球交流戦」は8日、北部・桃園市の楽天桃園野球場で2日目が行われ、台湾プロ野球の楽天モンキーズと日本の東北楽天ゴールデンイーグルスが対決した。イーグルスに所属する台湾出身の陽柏翔内野手、宋家豪投手、蕭斉投手が出場した。
2チームの対戦は、モンキーズが2019年末に正式に楽天傘下に入って以来、初めて。交流戦は桃園市が主催し、他に韓国のKTウィズも参加している。
イーグルスは一回に1点を先制。無失点が続いていたが、五回に蕭が登板すると2本の長打を打たれて1点を許した。六回は宋がマウンドに立ち、三者凡退に抑えた。球速は蕭が150キロ、宋が151キロをそれぞれマークした。
陽は「8番・二塁」で先発出場し、3打数2安打だった。
試合は3-1でモンキーズが勝利した。
蕭は試合後、安打を打たれたモンキーズの張趙紘のことは小学生のころから知っていたと明かし「次は勝ち返したい」とコメント。今後は変化球だけに頼らずストレートでも打者に挑めるよう、オフシーズンの調整を進めたいと話した。
宋は、台湾代表が初優勝した昨年の「プレミア12」が台湾にもたらした「野球熱」を感じたと語った。また、今季を通じて自分にはまだ足りない部分が多いと感じたと吐露。今後の課題は球速を上げ、打者の空振り率を上げることだと述べた。