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立法院で「北東アジア経済安全協力促進会」発足 日韓との協力促進へ/台湾

2025/11/07 18:43
7日の会見に出席した「立法院北東アジア地域経済・安全保障協力促進会」発起人の邱志偉立法委員(左から4人目)ら=台北市
7日の会見に出席した「立法院北東アジア地域経済・安全保障協力促進会」発起人の邱志偉立法委員(左から4人目)ら=台北市

(台北中央社)台日韓の協力強化を目指す「立法院北東アジア地域経済・安全保障協力促進会」が発足した。7日には立法院(国会)で会見が開かれ、発起人の邱志偉(きゅうしい)立法委員(国会議員)は、台湾、日本、韓国の3カ国の民間交流を国会や政党、政府の交流に拡大させることが目的だと語った。

会見には外交部(外務省)の葛葆萱(かつほせん)常務次長や経済部(経済省)の江文若(こうぶんじゃく)政務次長、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の柿沢未知総務部長、複数の与党・民進党立法委員らが出席した。

邱氏は、促進会は懇親を目的とするものではなく、任務・業務志向だと説明。将来的には国会交流を通じて3カ国の民間交流、政府協力、経済・安全保障協力をより全面的かつ広範に深化させ、地域経済の共存共栄の発展を目指すと語った。

また台日韓の関係は密接で、一つの国に問題が起きれば、別の2カ国にも影響が及ぶことから、促進会では民間の友好を国家安全保障や経済戦略レベルに引き上げると語った。その上で、台湾の置かれた環境が特殊であるため国際社会への参加が難しいとしながらも、これを理由に怠けてはならないとした。

葛氏は、外交部は台日韓が引き続き連携を強化し、自由で開かれた繁栄するインド太平洋地域を共同で守ることを歓迎すると語り、促進会が国会外交の架け橋となり、北東アジアの実質的な協力を推進することに期待を示した。

江氏も、促進会が相互のパートナー関係を強化し、より包括的なネットワークや互恵の協力モデルを構築することによって北東アジアが世界経済発展に寄与する安定的で重要な力になることを期待すると語った。

(林敬殷/編集:齊藤啓介)

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