南部・屏東県潮州鎮の公園「潮好玩幸福村」で2日、色鮮やかでユニークな形をした複数の怪獣型のインスタレーションがお披露目された。オブジェには子どもたちが日常の中で芸術に触れることができればとの願いが込められている。
特別展覧会「潮怪的異想世界」に合わせて、芸術家の徐至宏さんが県政府の招きに応じて計8体を制作した。
徐さんは制作に当たって、気候変動によって恐竜が現代まで生きてきた場合、長い間、進化し続けてきた結果、本来の外見や習性が変わってしまうことを想定し、怪獣シリーズの小型ャラクターが誕生したと説明した。
「展覧会を見るのみならず、生活の中に溶け込んだアートの温もりを子どもたちに感じてほしい」との期待も寄せた。
この日、徐さんや周春米県長による案内の下、子どもたちは芝生に点在しているオブジェを探す遊びを展開。怪獣が目の前に現れた瞬間、子どもたちから歓声が上がり、会場は笑い声に包まれた。
展示は12月31日まで。