(台北中央社)中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)は3日、統一ライオンズの林安可外野手(28)が海外移籍制度(ポスティングシステム)を申請したと発表した。シーズン中は多くの日本の球団から熱視線が送られていた。
左投げ左打ち。今季は1軍で90試合に出場し、330打数105安打23本塁打で打率は0.318をマークした。年間MVPの候補にも入っている。
学生時代から海外でのプレーを考えていたという。2019年にドラフト1位で統一に入団。20年には32本塁打をたたき出し、本塁打王と新人王に輝いた。
今季は巨人やヤクルト、ソフトバンクが林に注目。一部日本メディアは、西武も林を新外国人選手の候補としてリストアップしていると報じている。
統一の蘇泰安ゼネラルマネジャー(GM)は3日、中央社の取材に対し、球団としては残留を希望し、これまでより好条件での契約も提示したが、本人は海外挑戦のチャンスを逃したくないとの意向を示したと言及。林が長年抱いてきた夢を尊重すると語った。
林が申請したのは日本のポスティング制度に当たるもの。これまでに王柏融(現台鋼ホークス)や古林睿煬がこの制度を利用し、いずれも日本ハムに移籍した他、先月末には味全ドラゴンズの徐若熙投手(24)も申請した。