(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は4日、日本から輸入されたしょうゆ162キロが水際検査で不合格になったと発表した。防腐剤が基準値を超えて検出された。
同署によれば、しょうゆはキッコーマンフードテックが兵庫県の工場で製造した減塩タイプのもの。チアミンラウリル硫酸塩が1キロ当たり0.04グラム検出された。台湾でしょうゆに対して使用が認められている上限は同0.01グラム。
同署北区管理センターの劉芳銘主任は報道陣の取材に対し、しょうゆを輸入した台北市内の企業が以前にベトナムから輸入した黒コショウが不合格となっていたことから、同社が輸入する香辛料や調味料・ソース類について検査を強化していたと説明。今後も同社に対する検査の抜き取り比率を100%に維持すると話した。
この日は他に、タイの冷凍アサヒガニやマレーシアのコリアンダー、ベトナムの炭酸飲料、中国のシナモン、ダイコンなどの不合格も発表された。
不合格品は全量が積み戻しまたは廃棄処分される。