(台南中央社)南部・台南市の黄偉哲(こういてつ)市長は25日、長崎県平戸市で開かれた「平戸くんち城下つんの一で祭」に参加し、市の農産物や農産加工品をPRした。
平戸市は台湾で英雄視されている明代の武将、鄭成功の生誕の地で、台南市には鄭成功を祭る廟(びょう)がある。両市はともに鄭成功ゆかりの地であることを縁に交流を深め、2024年に友好交流協定を締結した。黄市長は平戸市からの招待を受けて同イベントに参加した。
黄市長はあいさつで、平戸市を訪問できたことに喜びを示し、両市が今後、文化や教育などの分野でより交流を深められるよう期待を寄せた。
会場には台南市の物産を紹介するブースが設置され、市産のドライトマトやレンコン粉、茶、コメなどが販売された。
台南市が27日に発表した報道資料によれば、同市では毎年4月に、平戸市では毎年7月に、鄭成功に関する祭典がそれぞれ開かれる。両市は友好関係を示そうと、相互に訪問してイベントに参加している。