(台南中央社)南部・台南市将軍区にある塩田近くの沿岸でこのほど、夜の海が青く光る幻想的な光景が出現した。この珍しい景色を一目見ようと、多くの行楽客が詰めかけている。台南市政府が27日、明らかにした。
これは「青い涙」(藍眼涙)と呼ばれる現象。海洋性プランクトン「ヤコウチュウ」が大量に集まり、ぶつかり合うことで青白い光が放たれる。台湾では主に離島の馬祖や金門で毎年春から夏にかけて見られる。
台南で見られるのは珍しく、将軍区の沿岸では2023年に初めて観測された。
一方、行楽客の殺到により、塩田近くの景勝地や人気の写真撮影スポットでは大量のごみが発生している。市は清掃作業を強化するとともに、マナーを守るよう来訪者に呼びかけている。