(台北中央社)柔道のオセアニアオープンは1日、オーストラリアのゴールドコーストで大会1日目が行われ、東京五輪銀メダリストの楊勇緯が男子60キロ級で優勝した。国際大会では今季初めての金メダル獲得となった。
柔道界では2017年から廃止となっていた「有効」の復活などを盛り込んだ新ルールが今年2月から適用されている。
楊は決勝でフランスのマキシム・メルランと対戦。序盤で有効を奪うと、その後は安定してリードを守り、1―0で勝利した。
楊のコーチ、劉文等さんは、楊が新ルールに対応するためにさまざまな戦略を試していると言及。楊も「試合を通じてこれまでの練習の成果を確認できた」と語った。
この日は他の台湾選手の活躍も目立ち、林真豪が女子48キロ級で優勝。男子60キロ級の邱韋傑と男子66キロ級の林崇佑、女子48キロ級の邱之柔はそれぞれ銅メダルを手にした。楊は、台湾代表は一丸となって試合への準備を進められたと振り返った。