 
                  (台北中央社)台湾鉄路(台鉄)は30日、東武鉄道と締結している友好協定が今年10周年を迎えるのを記念し、東武で特急「スペーシア」として活躍した100系電車の先頭車両を12月から台北駅で展示すると発表した。鉄道を通じた交流をさらに深めていく方針を示した。
協定は2015年12月18日に締結された。これまでに人的交流や共同の観光PRなど、さまざまな形で交流を重ねてきた。
展示されるのは、「日光詣スペーシア」として金色ベースに塗装した車両。台鉄は鉄道観光の魅力を広め、台日相互訪問客数の増加を図りたいとしている。
協定締結10周年を記念し、南港駅(台北市)では30日から台日双方の特急車両や観光列車を紹介する特別展を実施。台鉄では11月1日からフェイスブックファンページの「台日観光友好交流」で関連の写真コンテストを開催する予定。
また台鉄は来年にも旅行会社と協力して鉄道と宿泊を組み合わせたツアーを販売する計画だと発表。将来的には、高級志向の寝台列車の運行も検討するとした。