(桃園中央社)台湾プロ野球の年間王者に輝いた楽天モンキーズが2日、優勝パレードを行った。本拠地の楽天桃園野球場(北部・桃園市)から桃園市政府までの道のりを約2時間かけて移動。沿道には多くのファンが集まり、優勝を祝った。
楽天は先月の台湾シリーズで、前年王者の中信ブラザーズを下した。前身のラニューベアーズとラミゴモンキーズ時代を含めると6年ぶり8度目、楽天としては初めての優勝となった。
選手らは複数の車両に分かれて乗り込み、ファンらに手を振りながら市政府に向かった。オートバイに乗って車列と共に移動するファンの姿も見られた。
市政府前では1000人以上のファンが待機。選手らが到着すると、歓声や拍手、手作りの看板などで出迎えた。
パレード後に行われたセレモニーで古久保健二監督は「ファンの皆さんの笑顔が見れたことが本当にうれしい」とあいさつ。「シーズン中は皆さんを笑顔にする試合が多くできず、苦しんだ」と吐露しつつ、ファンらの声援のおかげで台湾一になれたとして感謝を表明した。
7日から9日には、桃園市政府主催の「2025桃園アジアプロ野球交流戦」が行われる。楽天モンキーズと日本の東北楽天ゴールデンイーグルス、韓国のKTウィズが楽天桃園野球場に集結して試合を繰り広げる。8日には台湾と日本の「楽天」対決が実現する。