台湾各地や海外から集まった、がんを克服した人やその家族ら50人が、自転車での台湾一周に挑んでいる。10日間かけて約1100キロの走破を目指す。40歳から84歳までの参加者一行は2日、小雨が降る中、台北市の馬偕記念病院を出発した。
「不倒騎士」(倒れぬサイクリスト)と名付けられたこのイベントは13回目を迎えた。同病院の張文瀚院長は、倒れぬサイクリストたちは揺るがぬ信念と不屈の意志で、人生最大の試練に立ち向かっていると言及。真の強さとは傷跡がないことではなく、傷だらけでもなお前進を選ぶことにあると私たちに教えてくれると語った。
全国から集まったボランティア300人以上が参加者を支えるという。