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彰化県・小学生3人死傷の事故 地裁、無免許運転の70代男に懲役1年2月/台湾

2025/10/30 19:09
事故現場に残された小学生のかばん(資料)
事故現場に残された小学生のかばん(資料)

(彰化中央社)中部・彰化県伸港郷で昨年2月、乗用車が小学生3人に衝突し、後に2人が死亡した事故で、台湾彰化地方法院(地裁)は30日までに、被告の70代の男に懲役1年2月を言い渡した。

男は自動車運転免許の取得歴がなかった。地裁が30日に公表した判決文によれば、被告は事故当日、午後6時20分ごろに青信号の交差点を通過しようとしたところ、赤信号の横断歩道を渡っていた3人に衝突した。制限速度70キロの道路を約77キロで走行した他、一時停止して歩行者を優先させる義務を怠った。

3人は女子2人、男子1人のきょうだい。このうち女子2人が医療機関で処置を受けていたが、同年9月と10月にそれぞれ入院先で死亡した。

男は過失はないと主張。速度超過はしておらず、青信号の交差点に進入した際、赤信号を渡る歩行者に気付いたものの反応が遅れてしまったと供述した。

裁判官は、男が交通規則を順守せずに2人の子供の命を奪い、遺族にも癒えぬ痛みを負わせたため罪は軽くないと判断。判決に当たっては、容疑を否認した事実や、遺族との示談が成立していないこと、無免許運転、横断歩道で歩行者を優先させなかったことを考慮した。

(鄭維真/編集:田中宏樹)

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