国防の重要性に対する認識の強化や国防意識の啓発などを目的として、国防部(国防省)が15歳以上の生徒や学生を対象に夏休みキャンプを実施している。19日には中国・福建省に近い離島の馬祖で参加者が装甲車に試乗するイベントが行われた。
参加者は装備や構造、性能に関する説明を受けた後、現役将兵にサポートされながら2回に分けて装甲車に乗り込み、一般には開放されていないトンネルを通って地元集落などを回った。
試乗を終えた高校生は中央社の取材に、振動を感じたり、装甲車から外に顔を出して風景を眺めたりして、印象深かったと興奮した様子で語った。
陸軍馬祖防衛指揮部は、キャンプでは射撃体験や戦闘技術の訓練なども行われると説明。国防に対する興味や参加意欲などを高めたいとしている。