中部・南投県に暮らす台湾原住民(先住民)族の子どもたちによる「原声童声合唱団」が10日、約15日間の欧州ツアーを終えて台湾に戻った。合唱団は帰国したその足で台北市の総統府に向かい、頼清徳(らいせいとく)総統と面会した。
頼総統は演奏を鑑賞した後にあいさつし、総統府訪問に感謝を伝えた上で、天から降り注ぐような美しい歌声だと絶賛。合唱団が5月28日にローマ教皇レオ14世の前で合唱を披露したことに触れ、台湾とバチカンの交流を促進したとたたえた。
今後も音楽で台湾原住民の文化や精神を受け継ぎ、さらに多くの夢をかなえてほしいと語った。
合唱団はイタリア・ローマやバチカン、ドイツ・ベルリン、ポーランド、オーストリア・ウィーンなどで公演を実施。各地の合唱団との交流も行った。
