台湾海峡に浮かぶ離島・澎湖県の陳光復県長は7日、県が進めている「バフンウニ」の養殖について、今後、生産履歴を確認できるウニの年中提供が可能になると養殖の成果を発表し「とてもおいしい」とその味を絶賛した。
海洋資源の保護促進と漁業の持続可能な発展を図り、同県は2023年9月、合法な養殖業者によるバフンウニの養殖申請を認める改正案を公表した。技術の指導と餌の開発も同時に行われ、完備したバフンウニの産業チェーンを構築した。現在、県内のバフンウニの種苗育成3社のうち、2社が安定して種苗を提供できるようになっているという。
県水産種苗繁殖場は、今年はすでに2万6100個の種苗の販売を達成しており、繁殖場にはまだ11万個あると指摘。今後は年間10万個を生産することが可能で、養殖業者のニーズを満たせるとした。
この日、県農漁局によって成果発表会が開かれた。席上、ウニを使った握り寿司や中華風のオムレツ「芙蓉蛋」などが用意され、これらを試食した陳県長は舌鼓を打った。
(編集:荘麗玲)