雲海などの絶景で知られる南部・嘉義県の景勝地、阿里山。ここには「阿将的家23珈琲館」というまるでファンタジー映画のワンシーンのような喫茶店がある。同県文化観光局は雲や霧に包まれる中でコーヒーを飲んで暑さをしのぐよう、来訪を呼びかけた。
同店は標高1200メートルの阿里山郷楽野村にある。県文化観光局によれば、オーナーの石光将さんが奥さんとの愛情を記念するために作ったメルヘンチックな石の家で、敷地内ではのんびり歩くネコや巨大な昆虫のヨナグニサンが見られるという。
中央社の取材に応じた石さんは23日、喫茶店が位置する場所にはさまざまなチョウが見られるなど、豊かな生態系が息づいていると説明。ヨナグニサンを例に、例年なら1匹のみ姿を見せるが、この日は2匹も現れ、大きくてきれいだと紹介した。
同局は、ヨナグニサンは台湾最大級のガで、羽を広げると、20~30センチにもなり、非常に珍しいとしている。