(台北中央社)中国・海事局は20日、広東省スワトー沖で同日と22日に実弾射撃を行うと予告した。これに対し国防部(国防省)は21日、中国軍の定例的、計画的な訓練について、国軍は全て把握していると強調。現時点で台湾周辺の海空域の安全に影響はないとした上で、引き続き統合監視システムで中国軍の動向を綿密に監視すると説明した。
スワトー海事局が出した実弾射撃に伴う航行警報によると、20日と22日の午前8時から午後6時まで、スワトー沖の特定区域への進入を禁止するとしている。
また国防部は22日、同日午前6時までの24時間に、中国の軍用機延べ23機と軍艦8隻、公船1隻が台湾海峡周辺で活動したのを確認したと発表。うち軍用機延べ16機が台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越え、台湾の北部、南西部、東部空域に進入したと明らかにした。