(台北中央社)文化部(文化省)は大阪・関西万博の開催に合わせ、台湾文化をPRするイベント「We TAIWAN」を8月2日から20日まで大阪市内の4会場で開催する。同部は15日、メインビジュアルとイベントのキャラクター「a-We」(アウィー)のデザインを公開した。台湾と日本から計38組のアーティスト、総勢545人以上が参加し、129回のプログラムと週末のマーケットイベントで台湾の独自性を世界の人々に伝える。
コンセプトは「未来を支える、奇跡の島」。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に呼応させた。グラングリーン大阪内「VS.」、大阪市中央公会堂、こども本の森 中之島、中之島の四つの会場でそれぞれ異なるテーマを設け、内容は展覧や文化テクノロジー、オンラインゲーム、音、映画、文学、マーケットにまで及ぶ。さまざまな色が混ざり合い、文化を超えて革新を生み、多様で寛容性のある台湾の文化の姿を示し、来場者と共に台湾文化によって未来を応援する。
ビジュアルディレクターには台湾のグラフィックデザイナー、ジョー・ファン(方序中)さんを起用した。キャラクター「a-We」は海底のプレートのぶつかり合いによって生まれたユニークな生物という設定。飛び跳ねてさまざまな姿に形を変えるのが得意。異なるプレートや温度の異なる海流、季節風が交わる場所にある台湾が、常に開かれた姿勢で世界と向き合い、寛容性や柔軟性、生き残りのために順応する強靭(きょうじん)性を構築していることを重ね合わせた。
開催を前に、今月下旬には通信アプリ「LINE」の公式アカウントを始動させる他、世界各地の人がオンラインで一緒に遊べるゲームを台湾と日本で同時にリリースする。6月上旬には各プログラムの予約受け付けを開始する。