(台北中央社)台湾の航空会社、エバー(長栄)航空は14日、同社のマイレージサービスの会員を対象に、7月から全クラスで機内Wi-Fiサービスを無料で提供すると発表した。7月1日から9月末までは体験キャンペーンとして、特定の機材で全ての乗客に、時間無制限でウェブサイトの閲覧が可能な無料Wi-Fiサービスを提供する。乗客の利便性向上を図る。
従来は一部クラスの乗客のみを対象に機内Wi-Fiを無料で提供していたが、7月から対象を拡大する。
期間限定の体験キャンペーンは、ボーイング777-300ER、ボーイング787、エアバスA330-300の全ての乗客が対象。離陸後高度約1万フィートに達すると、ウェブサイトの閲覧を時間無制限で利用できる。
10月1日以降は、マイレージサービス「Infinity MileageLands」(無限万哩遊)の会員は航空券購入時に会員番号を入力すると、搭乗クラスと会員ステータスに応じて「時間無制限のウェブサイト閲覧」または「テキストメッセージの送信」を無料で利用できる。ビジネスクラスの乗客は会員・非会員を問わず、時間無制限のウェブサイト閲覧が可能。
エアバスA321-200では機内ワイヤレスエンターテイメントシステムを段階的に導入しており、乗客自身のスマートフォンやタブレット端末などで視聴サービスを利用できる。2026年初頭までに導入が完了する予定だとしている。