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パラグアイ大統領、台湾との盟友関係強調 東京で開催の友好レセプション

2025/05/23 18:03
台湾、日本との友好を祝うレセプションであいさつをするパラグアイのペニャ大統領=5月22日、東京都
台湾、日本との友好を祝うレセプションであいさつをするパラグアイのペニャ大統領=5月22日、東京都

(東京中央社)台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)と在日パラグアイ大使館は22日、東京都内でパラグアイ・日本・台湾の友好を祝うレセプションを開催した。ペニャ大統領は「われわれは南米で唯一台湾を合法的な国家だと承認する国であり、台湾は数十年にわたる揺るぎないパートナーだ」と述べ、盟友関係を強調した。

ペニャ大統領は大阪・関西万博のナショナル・デー行事に参加するために訪日し、21日には石破茂首相と会談した。レセプションには540人以上が出席し、鈴木馨祐法相や西村康稔元経済産業相ら30人余りの国会議員も来場した。

ペニャ大統領は、「多くの人がわれわれに見向きもしていなかった時、台湾は関心を寄せ、実際に行動してくれた」と台湾の姿勢を評価。台湾がパラグアイ産食肉の輸入拡大を進めていることに触れ、信頼と団結、戦略的パートナーシップの強い表れだと語った。

また記者の取材に対し、石破首相との会談では台湾問題に言及し「主要な議題の一つだった」と明らかにした。「台湾を支持し、守ることは、自らの国を支持し、守ることだ」とし、「われわれも国の存続を脅かされる境遇にあり、台湾の独立性を支持することは極めて重要だ」と述べた。

李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)は、台湾・日本・パラグアイは自由、民主主義、基本的人権、法の支配などの普遍的価値観を共有しているとした上で、地域情勢の緊張が高まる今日、3国はより強く団結し、自由な航行の権利やルールに基づく国際秩序を共同で守るべきだと主張。3国間の協力を深め、国際社会の平和と繁栄に寄与することを願うと語った。

李代表はレセプション前にペニャ大統領と面会し、頼清徳(らいせいとく)総統を代表して、台湾への支持や国連総会で台湾の参加を求める発言をしたことに感謝を伝えたという。

(楊明珠、戴雅真/編集:齊藤啓介)

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