(台北中央社)旧暦5月5日の端午節(端午の節句、今年は今月31日)を前に、南部・高雄市の問屋街「三鳳中街」で10日、大勢で一斉にちまきを作るイベントが行われた。今年は日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会高雄事務所とコラボレーションし、日系ホテル「ホテル・ニッコー高雄」の日本料理総料理長が日本式のちまきを紹介したり、高雄日本人学校の児童生徒がちまき作りを体験したりした。
同市の陳其邁(ちんきまい)市長は、端午節に台湾で一番おいしいちまきを食べるには、三鳳中街に来てちまきを作らなくてはならないとPR。交流協会高雄事務所とのコラボレーションは、おいしさだけでなく、日台友好を体現する意義ある取り組みでもあると述べた。
同ホテルの日本料理店で総料理長を務める瀬戸本秀人さんは関西風のちまきを用意。中身はもち米で作った団子で甘く、和菓子の部類に入ると集まった人々に紹介した。また、ホテルのレストランでは今後も高雄の特色ある食材や食文化を取り入れ、来店客に台日のおいしさを体験してもらいたいと話した。
(編集:田中宏樹)