(桃園中央社)北部・桃園市でメトロ(MRT)建設を担う桃園市政府捷運工程局は7日、グリーンラインの延伸計画について、基本設計が中央の審査を通過し、行政院(内閣)公共工程委員会が、建設にかかる361億5900万台湾元(約1710億円)の予算を承認したと発表した。
グリーンラインは現在、八徳区内から台湾鉄路(台鉄)桃園駅を経由し、桃園国際空港周辺までに至る全長27.8キロの区間で建設が行われている。また八徳区内から中壢区内を結ぶ7.2キロの区間で延伸計画が進んでいる。
延伸区間には高架駅1駅と地下駅5駅が設置される予定。同工程局の劉慶豊局長は、沿線にある公営住宅や学校、医療機関などを結び、すでに開業している空港線や建設中のグリーンラインともスムーズにつながると強調した。
工程局は早期起工を目指し、入札の募集や工事の発注を速やかに進める方針を示しており、中壢・八徳地区の公共交通整備の推進に尽力したいとしている。