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フリーダムハウス 台湾に「ビーコン賞」 活力ある民主主義の維持を評価

2025/05/22 16:48
中華民国(台湾)の国旗(資料)
中華民国(台湾)の国旗(資料)

(ワシントン中央社)米国の国際人権団体「フリーダムハウス」が20日に開催した2025年の年次表彰式で、台湾の政府と市民社会が第1回「ビーコン賞」を受賞した。中国共産党からの圧力が強まる中、活力ある民主主義を守り、世界の自由のための闘いを支援する取り組みが評価された。

同団体は21日に発表した報道資料で、民主主義と自由に尽力する世界中の人々や団体を表彰したと説明。ビーコン賞は台湾の政府を代表して兪大㵢(ゆだいらい)駐米代表(大使に相当)が、市民社会を代表して台湾のシンクタンク科学技術・民主主義・社会研究センター(DSET)の江旻諺研究員が受賞した。

駐米代表処(大使館に相当)は同日、フェイスブックを更新し、ビーコン賞は台湾の政府と人民、市民社会が共同で努力し獲得した成果だと兪代表のあいさつを紹介。頼清徳(らいせいとく)総統が就任1周年の20日に発表した談話を引用し、「台湾の民主主義は市民の参加に依存しており、意見の相違を恐れない。なぜならば民主主義の核心は意見の違いの中から団結を見いだすことだからだ」と述べたとした。

この他、米上院のジーン・シャヒーン議員(民主党)とロジャー・ウィッカー議員(共和党)が、リーダーシップ賞を受賞した。世界の舞台で米国の信念であるリーダーシップを堅持し、ウクライナや台湾、ベラルーシの民主化運動などにおける暴政との闘いの最前線にいる人々を支援した取り組みが評価された。

(鍾佑貞/編集:齊藤啓介)

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