米イラストレーター、マーク・クリリーさんは30年余り前の台湾生活で描いたスケッチを基にグラフィックノベルを制作した。タイトルは「Lost in Taiwan」。クリリーさんは中央社の取材に、同書を通じて人々に「台湾は魅惑的で素晴らしい場所」だと感じてもらえればと願いを語った。
書籍では、中部・彰化県の観光名所「八卦山大仏」や寺廟、田んぼの風景などのイラストがノスタルジックなタッチで描かれている。
現在57歳のクリリーさんが台湾を最初に訪れたのは1988年、21歳の時のこと。彰化で英語を教え、台湾に合計2年半暮らした。台湾生活では分厚いスケッチブックを持ち歩き、風景を描いていた。30年以上が経って本にしようとしたのは、作家になってからずっと「台湾にささげる本を作りたい」と考えていたからだと明かす。フレンドリーで、かつて自身にとても良くしていた台湾人にこの本をささげたいと語った。