日本統治時代の1911(明治44)年に建設された旧台中市役所の建物が10日、約2年間の修復を終え、一般への公開が再開された。
中部・台中市政府文化局によると、同建物は台中で最も早い時期に建てられた鉄筋コンクリート建築だという。1階は芸術文化空間として、不定期でイベントが開かれ、2階はイタリアンレストランとして利用される。
黄守達市議は旧城区と呼ばれるエリアの観光に大きな意義があると指摘。市内では台中州庁や大屯郡役所などで修復が行われ、台中刑務所の宿舎も間もなく再利用されると語り、市役所の修復が発展を導いてほしいと期待を寄せた。