東部・花蓮県花蓮市を流れる美崙溪近くの養殖池で19日、外来種のグリーンイグアナが見つかり、県が派遣した職員が捕獲した。周辺地域で見つかるのは今年3匹目だが、県政府は分布場所や数量からみて、野外で定着はしていないとの見方を示している。
県農業処の陳淑雯処長によると、見つかったのは雄だという。県では過去に目撃された地域で巡回調査などを行い、監視を続けている。
陳氏によれば、グリーンイグアナは中南米原産で、初期にはペットとして飼育されていたものの、その後一部が野生化し、中南部では農作物への被害や他の動物に危害を与えたことから、2020年に特定外来種に指定された。
農業処では、野外でグリーンイグアナの形跡を見つけた場合は県に通報するよう求め、自ら捕獲を試みることはしないよう呼びかけた。