南部・嘉義県番路郷で21日、台湾原住民(先住民)族・ツォウ族をテーマにした文化施設「逐鹿文創園区」がプレオープンした。翁章梁(おうしょうりょう)県長は同日、現地を訪問し、原住民料理や歌や踊りのパフォーマンスを楽しんだ。
入り口には高さ6メートルのタイワンツキノワグマ像が設置された。アワ酒を飲んで酔っ払った様子が表現されており、来訪者を迎え入れる。
当面は10人以上の団体客を予約制で受け入れ、9月17日から一般客の利用が可能となる予定。
施設がオープンした逐鹿地区には、2009年の台風8号被害で家を失った阿里山郷の8つの集落に住む人々が集団移転した。155棟の「永久屋」と呼ばれる復興住宅が立ち並んでいる。