台北市政府消防局は17日、同局の災害救助犬Evaが今年で8歳を迎え、現役を引退することになったと発表した。人間と共に災害地で命を懸けて頑張ってきたEvaが幸せで穏やかな余生を過ごせるよう、同局は現在、Evaを引き取ってくれる里親を募集中。申し込みの受付は2月15日まで。
Evaは温厚な性格のラブラドール・レトリバーで女の子。2017年に起きた高速道路での観光バス転覆事故や翌年の東部地震で行方不明者の捜索・救出などで活躍していた。
第一線から引退する災害救助犬を民間人に引き取ってもらえるようにしたのは、台北市が初めてだといい、同制度の実施が始まった2015年8月28日以来、計10頭が熱心な愛犬家によって守られ第二の人生を送っている。