(台北中央社)全米監督協会は11日、第77回全米監督協会賞の「生涯功労賞」を台湾の映画監督、アン・リー(李安)さんに授与すると発表した。同賞は1953年以降、これまでに36人に授与されており、92年には黒澤明監督が受賞した。
同協会のレスリー・リンカ・グラッター会長は声明を通じ、リー監督は「真の映画監督」であり、30年以上にわたりジャンルを大胆に超えた作品を手がけてきたと評価。その独特なアプローチは映画史に消えることのない足跡を残し、何世代にもわたって称賛され続けるだろうと述べた。
リー監督は受賞を光栄だとした上で、同志である映画監督たちの組織にとって、自作がどのような意味を持つのかを振り返る機会でもあるとコメントした。
授賞式は来年2月に米ロサンゼルスで行われる。