(台北中央社)国際射撃連盟(ISSF)が発表した最新の世界ランキングで、パリ五輪銅メダリストの李孟遠が男子スキートで首位に立った。李は23日までに中央社に対し、五輪終了後にランクが上がるとは知っていたものの、1位になるとは思わなかったと率直な思いを明かした。
李は今年、アジア選手権で金メダルを獲得した他、アゼルバイジャン・バクーで開かれたワールドカップでは5位に入った。パリ五輪での銅メダルでさらにポイントを積み重ね、同金メダルのビンセント・ハンコック(米国)、銀メダルのコナーリン・プリンス(同)を抑えて世界ランク1位の座を奪った。
ハンコックは自身にとって憧れの選手だという李。世界ランクで憧れの選手を上回ったことに、心境の揺れ動きはないと語る。自身とハンコックの実力にはまだ開きがあるとし、「1位になれたのは、今年参加した国際大会がやや多く、成績も上位だったからだろう」と謙虚な姿勢を示した。
台湾では21日から、射撃の国際大会「台北国際グランプリ」が北部・桃園市の国家スポーツ訓練センター公西射撃場で開かれている。同大会に出場する李は、目標は金メダルを台湾に残すことだと気合を入れた。30日まで。