(ロサンゼルス中央社)かつて米大リーグのドジャースでリリーフとして活躍した郭泓志さんが21日、米ロサンゼルスのドジャースタジアムで始球式に登場。ワンバウンドでミットに収まった。郭さんが古巣球場のマウンドに立つのは、現役だった2011年以来13年ぶり。
元同僚のデーブ・ロバーツ監督やクレイトン・カーショー投手らともハグを交わすなどして旧交を温めた。ロバーツ監督は「体型をよく維持している」とした上で「今晩の試合で1イニングを投げてもらわなきゃ」と冗談を飛ばした。カーショー投手は「(選手時代は)ずっと優しく接してくれていつでも笑顔をくれた」と感謝した。
1981年7月生まれの42歳。ドジャースでは05~11年にプレーし、通算13勝17敗13セーブ、防御率3.73。07年に台湾の選手として初めて本塁打を放った他、10年にはオールスターゲームに登板した。これまででメジャーのオールスターゲームに出場した台湾の選手は郭さんのみ。18年の台湾プロ野球・富邦ガーディアンズ退団後はタレントとして活躍している。