(台北中央社)埼玉西武ライオンズから戦力外通告を受けた台湾出身の張奕投手が15日、ファイターズ鎌ケ谷スタジアム(千葉県鎌ケ谷市)で行われた12球団合同トライアウトに参加した。台湾プロ野球から台鋼ホークスや味全ドラゴンズ、富邦ガーディアンズの3球団の関係者も視察に訪れた。
台鋼からは洪一中監督や劉東洋ゼネラルマネジャー(GM)らが、味全からは高須洋介打撃コーチらが、富邦からは丘昌栄監督らが訪問した。
張は2019年から22年までオリックスでプレー。昨年12月に西武からFA宣言しオリックスに移籍した森友哉の人的補償として西武に移籍したが、今季の登板は5試合にとどまり、肩のけがにも苦しんだ。10月に戦力外通告を受けた後、けがは順調に回復しているとした上で、日本球界でのプレー継続を目指すことを決めたとし、トライアウト参加を表明していた。
張は1人目と2人目の打者に四球を与えたが、3人目からは三振を奪った。この日の最速は148キロだった。