(台北中央社)昨年から今年にかけての冬季に観測された西台湾の降雨量が、1951年以降で最少になったことが中央気象署の統計で分かった。経済部(経済省)水利署は26日、インフラ整備や水資源の供給調整などを通じ、6月末まで計画断水を行わず、産業活動に影響を与えない目標の達成を目指す方針を示した。
水利署は、北部・新竹以南のダム集水域での降雨量は平年同期の7~37%だったと指摘。その一方で政府が推進しているインフラ整備が奏功し、水資源を融通する水道管を通じ、すでに3.9億トンの水がやりとりされたとし、水資源の強靭(きょうじん)化が図られたと説明した。
また昨年6月から水資源の状況を毎日監視して供給調整を行い、8.1億トン以上の節水を達成したと明らかにした。
中部・台中地域では、大安渓への流入量が減少しており、鯉魚潭ダムの貯水量も平年に比べて少なくなっているとした。梅雨入り前の降雨の状況も不確実性があることから、引き続き各地の水資源の状況監視と融通を行い、その都度節水対策を検討する方針だ。
6月末には中部の大安渓と大甲渓を連絡する水道管、来年末には北部の桃園市と新竹県にまたがる石門ダムと新竹を連絡する水道管が完成する予定の他、新竹や南部・台南で海水淡水化プラントの建設を加速させると強調。資源開発、節水、調整、後方支援、管理の五大戦略で台湾各地の水資源供給の強靭性を全面的に強化するとした。